さつま無双のこだわり

鹿児島県の特産品である「焼酎」を、日本の、更に世界の「焼酎」へと飛躍・発展させる為に、鹿児島県・市・各機関の要望により、鹿児島焼酎の代表銘柄として生まれた「さつま無双」。
鹿児島県酒造協同組合が全組合員に呼びかけ、酒質・風味とも真に鹿児島焼酎の王者といえるべき風格のある焼酎にする為、熊本国税局鑑定官室と鹿児島工業試験場の全面的指導を受け、最高品質の焼酎として「さつま無双」は生みだされました。

「さつま無双」=「薩摩に双つと無い」という意味を持つこの名は、鹿児島県民に一般公募し、当時の県立図書館長、椋 鳩十先生を選考委員長として多数の応募の中から名付けられました。

その代表銘柄「さつま無双」を社名に冠し株式会社に変更後も、鹿児島の「焼酎」の良さをより広く、より多くの方に知っていただけるよう、原料・製法にこだわり最高の焼酎を作るべく精進しております。

原料さつまいも

芋焼酎は、様々な種類の原料芋から造られます。
中でも代表的なものは「黄金千貫(コガネセンガン)ですが、その他にも様々な種類があり、
その違いが焼酎の味わいにも反映されバラエティーに富んだ焼酎が造られます。

わたしたちさつま無双は、その出来上がりのクオリティを追求し、
安心、安全な原材料を仕入れております。

黄金千貫

黄金千貫

もともと焼酎やでんぷんの原料として育種開発された品種。

芋特有のふっくら柔らかな、飽きのこない味わいが特徴。

白豊芋

白豊芋

その名の通り、皮と肉質の色が白く、デンプン含有量の高い品種。

すっきりとした軽やかな香りと軽快な味が特徴。

紅さつま

紅さつま

さつまいもの王様と言われているほど甘味が強く味が良い品種。

果実のようなフルーティな香味、キレの良い甘みが特徴。

安納芋

種子島の安納地区に伝わる地芋「安納芋」糖度が高く人気の品種。

コクのある濃厚な味と華やかな香りが特徴。

自然湧水

鹿児島の芋と鹿児島の水は合う
焼酎造りの基盤となる大切な水は、鹿児島の名水「七窪自然湧水」を使用。
この湧水をよりまろやかに仕上げる木槽受水槽にて貯水してます。

七窪自然湧水

鹿児島は桜島に代表される火山地帯です。火山地帯特有のシラス台地は、いわゆる天然のろ過装置であり、雨水は地中で濾過されミネラルを含む豊かな湧水となります。その清らかさと旨味で、名水として古くから人々に愛され、大切にされてきたのが「七窪の自然湧水」です。

厚生労働省・日本水道新聞社の「近代水道百選」にも選出されていて、この七窪水源地から採取された湧水を割り水として使用し、焼酎造りを行っています。

七窪自然湧水

木槽受水槽

七窪より採取した湧水は一度木槽受水槽に貯水し、まろやかな口あたりに仕上げてから使用しております。
この木槽受水槽は国産杉を使用して造られており、木製の特徴でもある断熱性・抗菌性にも優れ、温度も安定させるため、自然水の水質を維持でき、より美味しい焼酎造りの源となっています。

このような木槽受水槽は高い品質保持の魅力から、大手ホテルも設置しているようです。

木槽受水槽

熟成貯蔵

蒸留してできた焼酎はすぐ出荷されることはありません。
出来立ての芋焼酎の新酒『初垂れ(ハナタレ)』を除き、蒸留後の原酒は一定期間貯蔵して酒質を安定させてから出荷されます。
3~6ヶ月の初期熟成はガス臭の元になる成分が消失し、刺激的な香味が減少し、6ヶ月~3年の中期熟成は風味や香りが安定し、丸みを帯びた味に、さらに3年以上は古酒となりそれぞれ固有の風味や香りが凝縮される味となります。
また、貯蔵する容器は主に「甕」「樽」「タンク」があり、容器や保管場所によって、個性のある味へと変化していきます。

甕貯蔵

熟成酒は素焼きの甕に寝かせてじっくり熟成します。遠赤外線効果に加え、容器自体の気孔に詰まった空気によって、呼吸を繰り返しながらゆっくりじっくりと熟成することにより、味に丸みのあるまろやかで深みのある焼酎が生まれます。

甕貯蔵

樽貯蔵

ウイスキーのように木製樽に貯蔵する方法で、色は淡い琥珀色になり、樽香が移るので、木の風味が香る個性的な焼酎に仕上がります。

樽貯蔵

タンク貯蔵

ステンレス製やホーロー製のタンクで貯蔵する方法で、蒸留直後のガス成分がかき混ぜることによって蒸発し、熟成させます。安定した品質の焼酎を大容量で貯蔵できるのが特徴です。

タンク貯蔵
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